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2月(如月)の鎌倉おすすめ
【稲村ヶ崎・七里ヶ浜】夜明けの江ノ島と富士山
夜明けとともに海へ。遥か宇宙から降り注ぐ柔らかい光の中、次第に街が眠りから覚めはじめる。江ノ島の光と冠雪した冬姿の富士山。
【鶴岡八幡宮】冬ぼたん
鶴岡八幡宮の源氏池のほとりには、約2000本のぼたんを集める「神苑ぼたん庭園」があります。通常、ぼたんは春先に花を咲かせますが、薦(こも)の覆いの中で花を咲かせる「冬ぼたん」は世界的にも希少なもの。見頃は1月上旬から2月上旬。
【フラワーセンター大船植物園】玉縄桜
鎌倉の桜を紹介するなら、鎌倉生まれの桜、「玉縄桜」を紹介しないわけにはいきません。早咲きで花が長持ちするので、2月中旬頃から3月中旬頃までが見頃。大船の「フラワーセンター大船植物園」などで見ることができます。
【江ノ電 江ノ島駅】スズメさんたちの服
江ノ電の「江ノ島」駅の改札を出ると、車止めの上に毛糸の服を着たスズメさんたちが仲良く並んでいます。もちろん、本物のスズメではありませんが温かそう。以前、「江ノ島」駅の売店に勤めていた女性が編んでいるのだそうです。
【海蔵寺】福寿草
2月のはじめに、一年中いつ訪れても花の絶えることがない、「花の寺」海蔵寺を訪れてみると、梅や水仙とともに福寿草が咲いていました。
子供の頃に覚えた『カレンダーマーチ』という歌に、「2月の庭には福寿草♪」という歌詞があったので、今でもこの花を見ると、ああ2月だな、と思います。
【長勝寺】大国祷会(だいこくとうえ)
毎年、2月11日に、名越の長勝寺境内で行われる日蓮宗修行僧の水行。修行僧たちは前年11月から千葉県の法華経寺で、100日間、1日2回の粥(かゆ)だけの食事と1日7回の水行による修行を終え、この日、長勝寺で修行の仕上げを行います。
鎌倉の冬の風物詩"大国祷会"、11日に開催!(All About NEWS)
【宝戒寺】枝垂れ梅
「萩寺」として知られる宝戒寺ですが、早春のしだれ梅もことのほか美しい(2月中旬)。「白装束」ということでも分かるように、白は神に最も近い神聖な色。境内を白く彩る白梅は、あたかも穢れを洗い流す白いシャワーのようです。
また、江ノ電の『江ノ島』駅近くにある常立寺の枝垂れ梅も美しいので、ぜひ訪れたいところ。
【東慶寺】駆込み寺の梅
北鎌倉の「駆込み寺・縁切寺」として知られる東慶寺では、2月~3月上旬くらいにかけて、紅白の梅を楽しむことができます。
梅のほか、冬の東慶寺で楽しみなのが、毎年恒例になっている『東慶寺仏像展』。東慶寺所蔵の仏像を境内の『松ヶ岡宝蔵』に一堂に集めて展示するイベントです。
【瑞泉寺】遅咲きの梅
鎌倉の梅の名所として、まず思い浮かぶのが瑞泉寺。山門入って左手の梅園と本堂前に植えられた梅は本数が多く、早春の境内は、とても華やぎます。
【瑞泉寺】石庭と水仙
鎌倉は、寺院が多いわりに、見るべき庭が少ないといわれます。そんな中で、夢窓疎石が作庭した瑞泉寺石庭は、岩と水だけで大自然を表現した、見るべき価値の高い庭。
冬は石庭のまわりに水仙が咲き、ときにはネコが日なたぼっこをしていたり。禅の庭が、なんだかホッコリとした癒やしの空間になっているのが微笑ましいです。
動画 鎌倉の四季
鎌倉の四季を紹介する動画の冬編です。(音量にご注意ください)