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2018年4月リニューアルオープンしたフラワーセンター
「日比谷花壇大船フラワーセンター」としてリニューアル
昭和37年に開園して以来、多種・多様な植物の育成・収集に力を入れてきた大船フラワーセンターは、施設の老朽化による改修工事・バリアフリー化や植栽エリアの拡張などのため、およそ9ヶ月間の休園後、2018年4月1日に「日比谷花壇大船フラワーセンター」としてリニューアルオープン。
今後は造園・緑化などが専門の「日比谷アメニス(日比谷花壇アメニスグループ)」が指定管理業者として管理を行います。
大船フラワーセンターのシンボルともいえる"玉縄桜"を集めた玉縄桜広場を新設したほか、シャクヤク(ボタン科)園を従来の約1.5倍の広さに拡張するなど、園内の様子が大きく変わりました。
写真は大船フラワーセンターで生み出され、他では見ることができない「大船系」と呼ばれる貴重な品種のシャクヤク。
玉縄桜
玉縄桜は大船フラワーセンターで誕生し、昭和49(1974)年に初めて花を咲かせた"鎌倉生まれ"の桜。平成2(1990)年4月に、農林水産省に新しい品種として「品種登録」されました。
"玉縄"とは、フラワーセンター周辺の地名に由来します。
例年、2月中旬頃からおよそ1ヶ月にわたってソメイヨシノによく似た花を咲かせるのが特徴です。
はなやぐ、春のフラワーセンター
一年を通して様々な花の咲くフラワーセンターですが、春先は、藤棚やシャクヤク、バラなど、咲いている花が多く、とてもはなやか。
鑑賞温室が残念なことに!
珍しいヒスイカズラをはじめ、スイレン、ハイビスカスなどの熱帯・亜熱帯の植物を展示する「鑑賞温室」。珍しい植物を間近で見られるのが、大船フラワーセンターの大きな楽しみでした。
しかし、残念なことに、財政上の理由から施設をスリム化して維持費を縮小させるという県の方針から、鑑賞温室の温室機能の廃止が決まり、この冬は室内の加温が行われませんでした。
そのため、冬の寒さで枯死した植物もあるほか、生き残った植物もダメージを受けたものが多く、例年、4月頃に花を付けるヒスイカズラも、温度と湿度不足から2018年春は花を咲かせていません。
使いやすく、親しみ安いフラワーセンターに!
2018年4月に着任した榎本園長は、今後は特に子ども達を対象にしたイベントや企画を充実させていきたいと話します。
また、リニューアルオープン後は、休園日を第二・第四月曜日のみに減らし、お得な年間パスポートを導入。さらに苗木の販売コーナーも、今までは入場料を払わなければ入れなかったのを無料で入れるようにするなど、様々な面で利用しやすいフラワーセンターになるよう目指しています。
基本情報
住所:鎌倉市岡本1018
電話番号:0467-46-2188
入園料、開園時間、休園日
アクセス:JR「大船駅西口」徒歩16分
地図:大船駅からの歩行経路
公式ホームページ:日比谷花壇大船フラワーセンター