鎌倉の大仏は、奈良の大仏と異なり大仏殿がなく、露座の大仏であることが大きな特徴です。数ある鎌倉の仏像の中で「国宝」指定を受けているのは、この大仏のみ。
2016年にはおよそ半世紀ぶりとなる大がかりな調査・清掃作業が行われました。
鶴岡八幡宮は、鎌倉を訪れる多くの人が立ち寄る、鎌倉の代表的な観光名所です。正月三が日の初詣客の数は、毎年、全国10位以内にランクイン。4月の「鎌倉まつり」をはじめ、境内では多くの祭事が行われます。
なお、2019年6月には、境内に鎌倉の歴史・文化の展示施設「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」がオープンしました。
長谷寺は「海光山」という山号のとおり、境内からの海の眺望が最高のお寺です。本尊の「長谷観音」は、高さ9.18mもある巨大な十一面観音像。
初夏のアジサイや晩秋の紅葉の名所でもあり、鎌倉で唯一の紅葉のライトアップも行われます。
境内に湧く泉の水でお金を洗うと、何倍にも増えるといわれています。「財宝」をモチーフにしたお守り『御宝銭』と『おたから小判』は、金運アップにご利益がありそうです!
まつられている宇賀福神は、蛇の体に人の頭をもつ水の神。そのため、巳(み)の日は霊験あらたかだといわれ、多くの参詣客が訪れます。
我が国初の本格的な禅の専門道場として創建されたお寺です。「鎌倉五山」第一位。広大な境内では、美しい桜や紅葉が見られるほか、国宝の「梵鐘」、裏山の半僧坊からの眺めなど、見どころたくさん。
明治時代には、文豪の夏目漱石も参禅したことのある鎌倉五山第二位の円覚寺。境内には、神奈川県で唯一の国宝建築「舎利殿」があり、正月、ゴールデンウィーク、文化の日などに公開されます。桜や紅葉の名所としても知られます。
「アジサイ寺」として知られる北鎌倉の明月院。淡いブルーのヒメアジサイが中心に植えられています。本堂の円窓の向こうには、アジサイと紅葉の時期のみ公開される「本堂後庭園」があります。
瑞泉寺の本堂裏手には、京都の苔寺の庭などを手がけた夢窓疎石が作庭した石庭があります。早春の梅にはじまり、四季折々の花で彩られる「花の寺」。鎌倉で一番遅い時期に見られる紅葉は、年を越すことも。
※鎌倉文学館は2023年4月1日から2027年3月31日の予定で大規模改修のため休館します。
鎌倉文学館の青屋根の洋館は、元々は、旧前田侯爵家の鎌倉別邸として建てられたもの。鎌倉で活躍した小説家、詩人、評論家など「鎌倉文士」の愛用品などを展示しています。