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旧前田侯爵家別邸の洋館と美しいローズガーデン

鎌倉を代表する戦前の洋館建築の歴史

鎌倉を代表する戦前の洋館建築

※鎌倉文学館は2023年4月1日から2027年3月31日の予定で大規模改修のため休館します。
江ノ電の「由比ヶ浜」駅改札を出て、右手(山側)に向かい、由比ヶ浜大通りの「文学館入口」交差点の信号を渡ります。そのまま住宅地の中の細い道を進むと、前方の小高い丘に建つ青屋根の洋館が見えてきます。

この建築物の歴史は、加賀百万石で有名な旧前田侯爵家の鎌倉別邸として建てられたのがはじまり。その後の火災による焼失や関東大震災での倒壊を経て、昭和11年に現在まで残る洋館が完成。

戦後はデンマーク公使が別荘として借用。昭和39年からは佐藤栄作元首相が借りて、亡くなる前まで週末別邸として使用しました。昭和58年に建物が鎌倉市に寄贈され、改築後、昭和60年より鎌倉文学館として一般公開しています。

現在、鎌倉文士(鎌倉に居住して活躍した文学者)や、鎌倉に縁の深い文豪300人以上の著書、原稿、愛用品などを展示しています。

春と秋、年2回バラを楽しめるローズガーデン

春と秋、年2回バラを楽しめるローズガーデン

庭園の一角には600㎡近いローズガーデンがあり、「鎌倉」「静の舞」「流鏑馬 (やぶさめ)」「星月夜」といった鎌倉にちなんだ名前のついたバラなど、およそ190種230株が、色も形も大きさも様々に花を咲かせます。

バラは春・秋の年2回、花を咲かせます。春は5月中旬から6月下旬にかけて咲き、毎年5月には「バラまつり」が開催され、ローズガーデンコンサートなどが行われます。秋は10月中旬から11月下旬にかけてが見頃。

洋館とバラという異国情緒溢れる空間は、明治以降の別荘地時代の鎌倉の、気品あふれる香りを今に残しています。

鎌倉文学館 その他のチェックポイント

ローズガーデンコンサート

ローズガーデンコンサート

毎年5月の「バラまつり」期間中には、ローズガーデンコンサートなどの催し物も行われます。バラの咲く洋館の庭園でのクラシックコンサート、素敵ですね。

談話室からの眺め

談話室からの眺め

洋館が別邸だった頃、寝室として使われていたという談話室からの眺め。潮騒の音が聞こえてくるようですね!

南を海、北と東西を山に囲まれた鎌倉文学館の地形は、鎌倉の地形のミニチュア版ともいうことができます。

秋バラ

秋バラ

バラというと、華やかに咲きそろう春バラを思い浮かべがちです。しかし、バラは本来、寒冷地の植物で、秋バラのほうが香り高いとされます。ただし、秋バラは一斉に咲きそろうことはありません。

基本情報

住所:鎌倉市長谷1-5-3
電話番号:休館中
アクセス:江ノ島電鉄「由比ヶ浜駅」徒歩7分
地図:鎌倉市ホームページ
公式ホームページ:休館中につき閉鎖

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