本堂後庭園
本堂(方丈)裏手に広がる「本堂後庭園」は、ふだんは本堂の円窓ごしにしか見ることができませんが、初夏の紫陽花・花菖蒲(はなしょうぶ)の咲く時期と、晩秋の紅葉の時期のみ特別公開され、立ち入ることができます。
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北鎌倉駅の臨時改札口(円覚寺側)から、線路沿いをしばらく行くと、明月院へと続く道が左に分かれます。途中、左手に「葉祥明美術館」の洋館を見ながら、さらに300メートルほど行くと、明月院の門前にたどり着きます。
明月院は、もとは禅興寺という大寺の塔頭(たっちゅう)のひとつでした。禅興寺は、北条時宗が創建し、室町時代には、関東十刹(じっせつ)の一位に列せられ繁栄しましたが、明治の初めに廃寺となり、塔頭の明月院だけが残りました(関東十刹は、鎌倉五山の下に置かれた。)
「鎌倉といえば紫陽花(あじさい)」、というくらい紫陽花のイメージのある鎌倉。中でも、「鎌倉の紫陽花寺」といえば、明月院を指します。
6月は、北鎌倉駅から明月院に至る参道の細道は、紫陽花目当ての人々でいっぱいになり、休日は、北鎌倉駅のあたりまで混雑することもしばしばです。
明月院の紫陽花は、8割から9割が日本古来からの品種「ヒメアジサイ」。「西洋アジサイ」に比べて、やや小ぶりな花が、とてもかわいらしいですね。意図的に青色の花を中心に植えており、梅雨の季節、境内は淡いブルー一色に染まります。
明月院は紫陽花だけでなく、秋の紅葉の季節もおすすめ。秋の境内もとてもきれいです。
和尚さんが京都出身ということもあり、武士の都・鎌倉にあって、明月院はどこか京都のような雅な雰囲気が漂うお寺です。
本堂(方丈)裏手に広がる「本堂後庭園」は、ふだんは本堂の円窓ごしにしか見ることができませんが、初夏の紫陽花・花菖蒲(はなしょうぶ)の咲く時期と、晩秋の紅葉の時期のみ特別公開され、立ち入ることができます。
紫陽花のほか、北条時頼廟や「鎌倉十井」のひとつ「瓶の井(つるべのい」、鎌倉の「やぐら」の中で最大級のものである「明月院やぐら」なども見所。「やぐら」とは、土地が狭い鎌倉特有の中世の横穴式墳墓のことで、主に武士や僧侶など、当時の上流階級が葬られたようです。
住所:鎌倉市山ノ内189
電話番号:0467-24-3437
拝観料・拝観時間:鎌倉市観光協会ホームページ
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩10分
地図:Google マップ
公式ホームページ:-