7月の鎌倉観光おすすめ情報。海開きが行われ、湘南エリアが一年で最も盛り上がる季節。鎌倉市内では、由比ヶ浜、材木座、腰越の3海水浴場が開かれ、「鎌倉花火大会」も行われます。
海の家は、日が暮れると、ちょっとしたバーのよう。心地よい海風に吹かれながら、ビーチでのんびり過ごす夜というのもいいものですよ。
照りつける日差しの中、オレンジ色の花を咲かせる真夏の花、凌霄花(ノウゼンカズラ)。民家の庭などにも見られますが、やはり古寺の境内に咲くと趣も一味違います。写真は妙本寺の凌霄花。
鎌倉駅西口から、今小路を谷戸の最奥まで進んだ先にある海蔵寺(かいぞうじ)の凌霄花。ほかに桔梗(キキョウ)や、7月の上旬頃までは遅咲きのアジサイなども見られます。
蓮(ハス)は仏教とも縁の深い花。鎌倉は蓮の咲くお寺が多いですね。写真は、鎌倉駅からほど近い本覚寺の蓮。
鶴岡八幡宮の源氏池・平家池(あわせて源平池)には、鎌倉時代に池をつくった当初、源氏池には源氏の旗色である白蓮、平家池には平家の旗色である赤蓮を植え、源氏池には「産」に通じる3つの池を浮かべ源氏の繁栄を祈念し、平家池には「死」に通じる4つの池を浮かべ平家の滅亡を祈念したという話も伝わります。
この話が本当かどうかは分かりませんが、いずれにせよ、いまとなっては紅白の蓮が混じって咲いています。
材木座の光明寺の庭園の池には、3種類の蓮が咲きます。その中で、一番奥に見られるのが、いわゆる大賀蓮(古代ハス)です。昭和26年に千葉県の遺跡で発掘された、2000年以上も前の蓮の実から発芽・開花したもの。
鎌倉の花火大会の見どころは、名物の水中花火。鎌倉花火大会の名物は、沖合いを走る船上から、次々と海中に投げられる名物の「水中花火」。空のみならず海も、この鮮やかな光の花々を映し出すスクリーンになります。
花火大会開催後のゴミが問題になっています。ゴミは必ず持ち帰りましょう。
鎌倉には、材木座、由比ヶ浜、腰越の3つの海水浴場があり、海水浴シーズンの利用者はあわせて100万人を超えます。中でも、オシャレな海の家が集まる由比ヶ浜は人気のビーチです。
海岸沿いの国道の渋滞も、夏の鎌倉の名物かも? そんな渋滞もなんのその。海風に吹かれながらサイクリングを楽しんでみませんか? 江の島から茅ヶ崎までは、専用のサイクリングコースも整備されています。
夏といえば、ビアガーデン!
おすすめは、自然豊かな鎌倉山の老舗そば処&懐石料理屋「らい亭」の庭内に、季節限定でオープンする「鎌倉山ビアガーデン」。360度緑に囲まれながら、ビールのグラスを傾け、ゆったりとした時間を過ごせます。ビアガーデンの営業は土日祝のみ。予約優先。
「鎌倉武士体験処 深沢砦」では、武士や姫の装束を着て写真を撮影できる「武士体験」のほか、「弓づくり体験」、「鎧づくりミニ体験」など、"武士の都"鎌倉らしい様々な体験ができます。
6月8日(土)~7月15日(祝) |
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム開館記念「季節展示・夏」 鶴岡八幡宮境内の出土品や文士ゆかりの品を展覧し、武士の精神的よりどころであった鶴岡八幡宮の歴史から鎌倉文士に至るまでを展示パネルや映像資料を交えて紹介します。 |
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7月1日(月)~8月31日(土) |
海開き 鎌倉市内の材木座、由比ガ浜、腰越の海水浴場の海の家の営業は、7月1日(月)~8月31日(土)までです。 |
7月10日(水)~7月16日(火) |
大竹正芳日本画展 鎌倉市在住の日本画家、大竹正芳の日本画展覧会です。 10:00~18:00(※10日、11日は13:00~、16日は17:00迄) 鎌倉まめや長谷本店二階ギャラリーにて。入場無料 |
7月10日(水) |
鎌倉花火大会
由比ヶ浜で行われる、夏の鎌倉のビッグイベント「鎌倉花火大会」。昭和24(1949)年にはじまり、今年で71回目を迎える、伝統ある花火大会です。「水中花火」が名物。
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7月18日(木) |
長谷寺 観音大施餓鬼会 餓鬼道に落ちて苦しむ先祖や無縁の亡者のために行う法要で、信徒や一般の方々とともにご供養いたします。 |
7月27日(土)、28日(日) |
光明寺 観蓮会 蓮の開花にあわせて、ハーモニカの演奏会や、蓮の葉茎を使いお酒を飲む「象鼻杯」、大聖閣での抹茶席などが行われます。 |