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鎌倉から茅ヶ崎へ!夏の海辺をサイクリング

夏本番を目前に控えた7月上旬の休日、逗子から鎌倉・江ノ島を経由して茅ヶ崎まで、マウンテンバイクで鎌倉・湘南海岸のサイクリングを楽しみました。今回は、その様子をお伝えします。

スタートは、三浦半島の付け根に位置する逗子マリーナ。ゴールは、沖合いにサザンオールスターズの歌でも有名な烏帽子岩(えぼしいわ)が見える、サザンビーチです。

距離にすると、約16キロ位。江ノ島のちょっと先の鵠沼海岸から茅ヶ崎までは、海岸沿いにサイクリングコースが整備されています。

マウンテンバイクで、かっこよくキメてみましょう!

(写真:マウンテンバイクで、かっこよくキメてみましょう!)

まずは、鎌倉駅を出て、若宮大路を右折し、500メートル程行った下馬交差点の近くにある「GROVE KAMAKURA(ぐろーぶ かまくら)」というお店でマウンテンバイク(MTB)をレンタルしましょう。

なお、鎌倉駅前にもレンタサイクルのお店はありますが、マウンテンバイクの貸し出しは行っていません。

逗子から和賀江島まで

マウンテンバイクにまたがり、まずは、若宮大路を海岸まで南下、国道を左折して、スタート地点の逗子マリーナに向かいます。豆腐川を越えた辺りで、国道の左手を併走する旧道に入り、小坪海岸トンネルを抜けると、すぐに逗子マリーナに出ます。

逗子マリーナ

(写真:逗子マリーナ)

逗子マリーナは、1971年誕生のリゾート基地。約16万5千平方メートルの敷地に、現在8棟の別荘用建物をはじめ、ハーバー、 テニスコート、プール、レストランなどが揃っています。外来利用できる施設もあります。

ハーバーには、クルーザーやヨットが係留されています

(写真:ハーバーには、クルーザーやヨットが係留されています)

それでは、茅ヶ崎目指して、出発! 鎌倉まではさっき来た道を戻ります。

逗子・鎌倉の市境には、戦国時代の初めに北条早雲に攻められた三浦道寸が立て篭もった住吉城址のある山があり、城址には現在、正覚寺(しょうがくじ)というお寺と、住吉神社という小さな神社がまつられています。

ちょうど、城址の下を貫くようにして、逗子と鎌倉をつなぐ小坪海岸トンネルが掘られています。

このトンネルを抜けて、すぐ左手にほんの小さな砂浜があるのですが、この遠浅の海のすぐ沖に浮かんでいるのが、日本初の人工港の遺跡、和賀江島(わがえじま)です。

和賀江島の史跡

(写真:写真左の沖合の水面に見えるのが和賀江島の史跡)

鎌倉の海は遠浅の浜辺が続き、大型船が着岸できなかったため、鎌倉時代に、我が国で初めて、沖合に人工港を築きました。

稲村ヶ崎を目指して -材木座海岸・由比ヶ浜-

和賀江島を出たら、材木座海岸・由比ヶ浜海岸を抜け、稲村ヶ崎を目標にして走ります。湘南の海岸線は平坦ではなく、いろいろな島や岬があって変化に富んでいます。それらの島や岬を区間目標として、休憩を取りながら走行すると走りやすいですよ。

和賀江島から稲村ヶ崎を経由して江ノ島までは海岸沿いの国道(海岸道路)を走ることになります。夏場はいつも渋滞していますが、自転車ならスイスイ進めます。

和賀江島のあたりから、鎌倉市街をほぼ南北に流れる滑川(なめりかわ)の河口までの海岸を材木座海岸といいます。一方、河口の西を由比ヶ浜といいます。ともに海水浴場となっていて、夏になると海の家が並びます。

滑川の河口

(写真:滑川の河口)

鎌倉の海開きは7月1日。まだ海開きしたばかりですが、砂浜にはもう、たくさんの海の家が!

海の家というと、なんとなく不潔なイメージがあるのですが、鎌倉の海は、そのイメージを覆すようなカラフルでオシャレな海の家が多いですね。

そして、日が暮れた後はこんな感じになります。ちょっとしたオシャレなバーのようですよね。

由比ヶ浜の海の家

(写真:由比ヶ浜の海の家)

夏の陽射しの中で

(写真:夏の陽射しの中で)

さて、がんばってペダルをこいで先に進みます。滑川の河口のあたりはけっこう人が出ていましたが、ちょっと先まで来ると、まだ人もまばら。夏本番は、もう少し先ですね。

由比ヶ浜のビーチはまっすぐ約1キロほど続き、その先で沖の方に向かって左にぐっとカーブします。さらに「鎌倉パークホテル」の前を過ぎたあたりで今度は右にカーブします。すると前方に海に突き出た稲村ヶ崎が見えてきます。

稲村ヶ崎

(写真:稲村ヶ崎)

ここからは、道はゆるやかな長い上り坂。ついにマウンテンバイクの本領発揮!

峠道を越えると、岬の反対側は「鎌倉海浜公園 稲村が崎地区」として整備されていて、海岸線の向こうには江ノ島が見えます。

稲村ヶ崎

(写真:稲村ヶ崎)

この稲村ヶ崎からの眺めは、「かながわの景勝50選」にも選ばれていて、冬場は江ノ島の隣に富士山も見え、それは良い眺め。夏場は江ノ島も、ぼんやり霞んで見えますね。

稲村ヶ崎からの眺め

(写真:稲村ヶ崎からの眺め)

ちなみに、この稲村ヶ崎は、新田義貞の徒渉伝説地です。

江ノ島を目指して

さて、今度は江ノ島を目標に走って行きましょう。

稲村ヶ崎から先は海岸名が「七里ヶ浜」と変わります。なんでも鎌倉時代の距離の単位では、7里(1里が600メートル)あったので、この名前がついたのだそうです。

しばらく行くと、山側から江ノ電の線路が近づいてきて、やがて国道と平行して走るようになります。時々、江ノ電の電車がゴトゴトのんびり走り去っていきます。

江ノ電と海と空

(写真:江ノ電と海と空)

こんなにも蒼い海と空が、東京から近い鎌倉にまだ残っているということに、なんだか感慨深い気持ちになります。

しばらく海辺でのんびりしたかったのですが、今日は午後はにわか雨になるとの予報。あまりのんびりもしていられません。

さらに行くと、右手の江ノ電の線路に電車のホームが見えてきます。海のすぐ側にあるので有名な「鎌倉高校前」駅のホームです。海沿いを走るイメージのある江ノ電ですが、本当に海に面している駅は、この「鎌倉高校前」駅だけです。

鎌倉高校前駅

(写真:鎌倉高校前駅)

「鎌倉高校前」駅は、「関東の駅百選」に選ばれています。ちなみに、卒業生に女優の鈴木保奈美さんたちのいる鎌倉高校は、この駅から坂をちょっと上ったところにあります。

鎌倉高校前駅を過ぎると、江ノ電とはお別れします。江ノ電の線路は海を離れ右手の方に去って行きます。

目を左に転じると、前方の海にひょっこり突き出している岬が見えます。小動(こゆるぎ)岬といいまして、地元の鎮守社である小動神社が鎮座し、境内にはちょっとした展望台もあります。

小動岬の展望台より

(写真:小動岬の展望台より)

展望台から、眼下に見えるのは腰越の漁港。作家・太宰治は、その生涯において三度の心中を図っていますが、その初めの心中を図ったのが、この小動岬。相手の女性は絶命しましたが、太宰は病院に担ぎ込まれ、一命を取り留めました。

小動岬を過ぎ、左に腰越の漁港を見ながら走っていくと、次第に江ノ島が大きく見えてきます。

烏帽子岩を目指して

ようやく、江ノ島へ渡る橋のたもとに到着。今日は時間がないので、江ノ島へ遊びに行くのはまたの機会にして、まっすぐ茅ヶ崎を目指して走ることにしましょう。

江ノ島を挟んで鎌倉と反対側の海岸(片瀬西浜)は、「県立湘南海岸公園」になっているので、しばらくは、公園の中を走って行くといいでしょう。

湘南海岸公園のボードウォーク

(写真:湘南海岸公園のボードウォーク)

ボードウォークなども整備された湘南海岸公園は、海水浴場のほか、リニューアルオープンした「新江ノ島水族館」やボードウォーク、芝生広場なども整備されていて、とても気持ちの良い場所です。

「県立湘南海岸公園」の先で、引地川に架かる「鵠沼橋」を渡ると「鵠沼海浜公園」があり、ここからは、自転車専用のサイクリングコースが整備されています。

サイクリングコース

(写真:サイクリングコース)

サイクリングコースは走りやすいですが、ときどき道路に砂がかぶっている場所があるので、滑らないように注意!

烏帽子岩に到着!

時折、小雨がぱらつく中、必死にペダルをこぎます。辻堂海岸を過ぎる辺りになると、沖に浮かぶ烏帽子岩の形がだいぶ大きくはっきりしてきます。

そして、どれくらい走ったのでしょう。前方の陸地から小さな半島のようなものが海に突き出しているのが見えてきました。ああ、あれがT-BARだな、と納得。

T-BARというのは、正式には茅ヶ崎ヘッドランドといい、砂浜の侵食を食い止めるために造られた一種の防波堤で、アルファベットのTの字の形をしているので、T-BARと呼ばれています。

T-BARの先に広がる砂浜が、サザンビーチ。もちろん、茅ヶ崎出身の人気グループ、サザンオールスターズにちなんだネーミングです。

烏帽子岩 T-BARの先端より

(写真:烏帽子岩 T-BARの先端より)

そして、T-BARの先端からは、烏帽子岩が大きく見えます。

烏帽子岩は、茅ヶ崎海岸沖合1.8kmにある大小30数個の小さな島々が集まった姥島(うばじま)岩礁群の中央に突き出た岩で、高さ約14m。公家や武士がかぶっていた烏帽子に形が似ているのでこの名がつきました。

振り返れば江ノ島

(写真:振り返れば江ノ島)

茅ヶ崎から見ると、いつも鎌倉から見る江ノ島の裏側が見えます。なんだか、沖に向かって泳ぎだす巨大な鯨のようですね。

天気が回復し、陽射しが戻ってきました。サイクリングロードは、このちょっと先の柳島海岸まで続いていますが、今日はここで引き返すことにします。

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