「まんだら堂やぐら群」
「やぐら」とは、中世につくられた鎌倉独特の横穴式の墓地。鎌倉は土地が狭いため、山肌に横穴を掘り墓地をつくりました。「やぐら」に埋葬されたのは、武士や僧侶など比較的身分の高い階級だったようです。「まんだら堂やぐら群」は保存状態が良く、現在150以上の横穴が確認されています。
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「名越切通し」へは、鎌倉駅または逗子駅からバスで行くこともできますが、衣張山ハイキングコース経由の場合は、ハイランドから「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」を抜けて歩いて行きます。
法性寺裏手の「大切岸(おおきりぎし)」の上を歩き、しばらく行くと、T字路に突き当たり、「名越切通しの碑」が立っています。
二手にわかれた道を左に行くと、「まんだら堂やぐら群」や、ダイナミックな「切通し」の景観を見ることができます。右に行けば、10分程山道を下ると大町の住宅地に出て、長勝寺前から鎌倉駅行きのバスに乗ることができます。
左に進むと、「まんだら堂やぐら群」の入口があります。そのさらに先に「切通し」の景観が現れます。ここがいわゆる「名越の第一切通し」と呼ばれる場所で、最もダイナミックな景観を見ることができる場所。
「切通し」とは、南を海、その他の三方を山に囲まれた天然の要塞都市・鎌倉において、物資や人々の往来のために人工的に山を掘削して通した道路のこと。
「名越の切通し」を含め、主な切通しは7ヶ所ありますが、名越の切通しは、三浦半島方面に通じる幹線道路として、明治の初めの頃まで長い間使われました。
最も狭いところで道幅が約90センチしかなく、かつては、騎馬武者が通りづらいように造られた中世の天然の要塞都市・鎌倉の景観がよく残っている場所だといわれました。
しかしながら、最近の調査で、この道が使われるようになったのは江戸時代以降で、それ以前の道は、崖上のもっと高い場所を通っていたようであることが分かってきました。
「やぐら」とは、中世につくられた鎌倉独特の横穴式の墓地。鎌倉は土地が狭いため、山肌に横穴を掘り墓地をつくりました。「やぐら」に埋葬されたのは、武士や僧侶など比較的身分の高い階級だったようです。「まんだら堂やぐら群」は保存状態が良く、現在150以上の横穴が確認されています。
「まんだら堂やぐら群」は期間を限定して公開しています。公開時期については、下記へお問い合わせください。
逗子市教育委員会 社会教育課 文化財保護係 046-872-8153
住所:ー
電話番号:046-872-8153 (逗子市教育部社会教育課)
アクセス:法性寺よりハイキングコース経由徒歩7分
JR逗子駅バスのりば6番 亀ヶ岡団地循環(ミニバス)「緑ヶ丘入口」下車徒歩8分 または、「亀が岡団地北」下車徒歩5分
JR鎌倉駅バスのりば3番 緑ヶ丘入口行「緑ヶ丘入口」下車徒歩8分
地図:Google マップ
公式ホームページ:逗子市ホームページ 国指定史跡 名越切通