星の井(星月夜の井)
長谷から成就院にむかう途中、道の右手にあるのが、「星の井(星月夜の井)」。奈良時代、この井戸から虚空蔵菩薩が現れたという伝説があります。「星の井」は、「鎌倉十井」のひとつに数えられ、昔は、道行く旅人の喉を潤したそうです。「星月夜」は鎌倉の枕詞にもなっています。
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成就院は、江ノ電の長谷駅と極楽寺駅の間、極楽寺坂切通しの途中にあります。空海(弘法大師)が諸国巡礼の折、100日間にわたり虚空蔵菩薩をまつる修法をおこなった地とされ、そこに、鎌倉幕府の名執権として名高い、北条泰時が創建しました。
成就院前を通る「極楽寺坂切通し」の道は、現在は深く掘り下げられ、車も通行できる舗装道になっていますが、中世の道はもっと急勾配の峠道で、現在の成就院山門前あたりを通っていたとされます。
成就院山門前からは、弧を描いて広がる由比ヶ浜の景色を一望でき、鎌倉でも屈指の絶景ポイントになっています。昔の旅人も、峠を越えて鎌倉に入るときに、この景色を見て、思わず声をあげたのでしょうか。
成就院は、明月院や長谷寺と並ぶ鎌倉を代表する紫陽花の名所として知られ、山門に至る石段両わきに「般若心経」の文字数と同じ262株もの花が咲きました。
参道の改修工事の為、2015年~2017年までの3年間は紫陽花を見ることができず、2018年から公開を再開していますが、株数は30株ほどまで減りました。
紫陽花に代わり、萩を少しずつ植えているそうです。写真は、参道改修工事前の様子。
本尊の不動明王は、縁結びのご利益があるとされ、一年を通して多くの参詣客が訪れる成就院。
最近、様々なメディアで紹介されて人気なのが、本堂の前にまつられている「縁結び不動明王」。携帯やスマホで撮影して待ち受け画面にすると、恋愛が成就するというウワサです。
成就院では、やはり「縁結びお守り」が人気。ユニークな巻物の形をしたお守りで、赤と青、2色があります。
恋愛運アップだけでなく、仕事や友人関係など、すべての「縁」にご利益があるそうです。
長谷から成就院にむかう途中、道の右手にあるのが、「星の井(星月夜の井)」。奈良時代、この井戸から虚空蔵菩薩が現れたという伝説があります。「星の井」は、「鎌倉十井」のひとつに数えられ、昔は、道行く旅人の喉を潤したそうです。「星月夜」は鎌倉の枕詞にもなっています。
「星の井」のすぐそばには、成就院が管理する「虚空蔵堂」があり、「星の井」から現れた虚空蔵菩薩の姿を行基が刻んだという本尊がまつられています。
本尊の虚空蔵菩薩は、毎年、1、5、9月の13日にご開帳されます。
住所:鎌倉市極楽寺1-1-5
電話番号:0467-22-3401
拝観料、拝観時間
アクセス:江ノ島電鉄「長谷駅」徒歩10分 「極楽寺駅」徒歩5分
地図:拝観ご案内
公式ホームページ:鎌倉 成就院ホームページ