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鎌倉幕府終焉の地・東勝寺跡と腹切りやぐら
美しいアーチ橋
東勝寺橋は、大正13(1924)年、当時の先進的デザインを取り入れて建造されたアーチ橋。その姿の美しさから人々に愛されています。
ここは、青砥藤綱の「銭さらい」のお話の舞台。
鎌倉幕府に仕えた武士・青砥藤綱は、ある夜、この橋の辺りで、川に誤って10文の銭を落としてしまいます。そこで、人を雇い、50文のお金をかけて川ざらいをし、落とした銭をみつけましたが、人々は、「愚かなことを」と笑いました。しかし、藤綱は、「10文は小なりといえど失えば天下の損。50文の出費は自分には損だが、人の手に渡り益となるのだからそれでよい」といって取り合わなかったそうです。
北条高時腹切りやぐらからスタート!
東勝寺は、鎌倉幕府三代執権・北条泰時創建の臨済宗の禅寺で、北条氏の菩提寺でもありました。
元弘3年、新田義貞の鎌倉攻めの時、敗北を悟った十四代執権・北条高時ら一族郎党700名以上が東勝寺に立てこもり、火を放ち自刃して最期を遂げました。寺はその後直ちに再興され、室町時代には関東十刹の第三位に列するも、戦国時代に廃絶。
現在は、当時の面影はまったくなく、山の麓に「東勝寺跡」の石碑が建っており、その左手に「北条高時腹切やぐら」がぽっかり口をあけています(「やぐら」とは、鎌倉特有の横穴式墳墓のこと)。写真右側の階段が、祇園山ハイキングコースの入口。
基本情報
住所:-
電話番号:-
アクセス:JR「鎌倉駅東口」徒歩20分
地図:Googleマップ
公式ホームページ:-