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時空を超えて、中世へタイムスリップ

覚園寺の歴史

覚園寺の歴史

鎌倉時代、日本は二度にわたり、モンゴル帝国による攻撃(元寇)を受けました。

永仁4(1296)年、二度の元寇を戦い抜いた鎌倉幕府の八代執権・北条時宗の子で、九代執権・貞時が、再度の元寇の難を逃れることを祈願し、この場所にあった「大倉薬師堂」を寺に改めたのが覚園寺です。

ツアー形式の拝観スタイル

ツアー形式の拝観スタイル

覚園寺は、毎日、決まった時間に行われるツアー形式の拝観スタイルをとっており、自由に拝観することはできません。ツアー拝観では、お寺の方に引率されて、広い境内を約50分かけて丁寧に案内していただけます。

本堂である薬師堂の梁(はり)には、室町時代の建物修理時に足利尊氏が記したという文字が残されているのをはじめ、覚園寺の広い境内は、まるで中世の「時」がそのままストップしているかのようです。

また、本尊の薬師如来像をはじめ、生前、川端康成が愛してやまなかったという「鞘阿弥陀(さやあみだ)」など、覚園寺は優れた仏像が多いことでも知られており、仏像ファンにも、とてもおすすめ。

知られざる紅葉の名所

知られざる紅葉の名所

覚園寺は、紅葉の本数が多く、あまり知られていない紅葉の名所です。特に、境内に陽が差す午前中がおすすめ。紅葉の時期、アケボノスギ(メタセコイア)の古木も、美しく色づきます。

覚園寺 その他のチェックポイント

「黒地蔵」縁日

「黒地蔵」縁日

8月10日は、境内にまつられている「黒地蔵」の縁日で、深夜、境内が開放されます。「黒地蔵」は、地獄の亡者の苦しみを軽減しようと、獄卒(鬼)に代わり火を焚き、体が黒くすすけてしまったというお地蔵様。ふだんは、ツアー拝観のみですが、この日だけは、自由拝観が許されます。

谷戸の風景

谷戸の風景

鎌倉北部は、ちょうど指を開いて手のひらを伏せたような地形になっており、指と指の間にあたる部分を鎌倉では「谷戸(やと)」または「谷(やつ)」と呼び、谷戸の多くはお寺の境内になっています。覚園寺の境内のある谷戸は「薬師堂ヶ谷」という名前がついています。

基本情報

住所:鎌倉市二階堂421
電話番号:0467-22-1195
拝観料:大人500円 小・中学生200円
拝観ツアー受付時間:10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00。12:00は土・日・祝日のみ。受付所の手前、愛染堂までは拝観自由 (休み:雨天時・8月・12/20~1/7)
アクセス:JR「鎌倉駅東口」4番のりばから京急バス「大塔宮」行き「大塔宮」下車徒歩10分
地図:Google マップ
公式ホームページ:-

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