観音縁日
8月10日は観音様の縁日。この日にお参りすると、四万六千日(しまんろくせんにち)の間お参りしたのと同じご利益を授かるといわれ、杉本寺では、深夜から境内を開放します。
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山寺らしい風情が残る鎌倉最古の寺
鎌倉最古の寺、杉本観音の歴史
杉本寺(杉本観音)は、鎌倉で最も古い歴史を持つお寺です。寺伝によれば、奈良時代の天平6(734)年の創建。源頼朝が鎌倉幕府を開く、約450年も前からお寺があったことになります。
開山は行基(ぎょうき)、中興は慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)と伝わります。 坂東三十三観音霊場・鎌倉三十三観音霊場の第一番札所。
苔むした石段や、茅葺屋根(かやぶきやね)のひなびた雰囲気の本堂など、いかにも山寺らしい風情のあるお寺です。
美しい苔の石段
赤い仁王像が安置されている仁王門から、本堂のある山頂まで、美しい苔の石段が続いています。苔の石段はもちろん通行することはできず、参拝者は、わきを迂回する道で本堂へと向かいます。
一般に、鎌倉で苔寺というと、松葉ヶ谷の妙法寺を指しますが、この杉本寺の苔の石段も美しさで勝るとも劣りません。
寺の名前の由来になった観音像の伝説
本堂には、行基作、慈覚大師円仁作、恵心僧都(えしんそうず)作と伝わる3体の十一面観音像が、本尊として安置されています。
鎌倉時代初期の火災のとき、3体の十一面観音像が、自ら境内の杉の木の下に避難して火を避けたという縁起から「杉本観音」と呼ばれるようになりました。
杉本寺 その他のチェックポイント
基本情報
住所：鎌倉市二階堂903
電話番号：0467-22-3463
拝観料：大人(中学生以上)200円 小学生100円
拝観時間：8:00～16:30
アクセス：JR「鎌倉駅東口」5番のりばから京急バス「鎌倉霊園正門前太刀洗」行きなど「杉本観音」下車徒歩1分
地図：アクセス
公式ホームページ：大蔵山 杉本寺ホームページ
