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鎌倉らしい仏様との出会い

浄光明寺の歴史

浄光明寺の歴史

源頼朝の天下統一を助けたとされる文覚上人が、頼朝の命を受けて建立した寺院を前身に、建長3(1251)年、鎌倉幕府の六代執権・北条長時が真阿上人を迎えて中興したと伝わります。

建武2(1335)年には、後醍醐天皇から謀反の疑いをかけられた足利尊氏が、浄光明寺に籠もって反抗の意思がないことを示したとのエピソードもあります。

「土紋」が施された本尊・阿弥陀三尊像

「土紋」が施された本尊・阿弥陀三尊像

浄光明寺の本尊・阿弥陀三尊像は、「土紋」という粘土で作った文様を仏像の表面に貼り付ける、鎌倉彫刻独特の技法で、衣服の模様が表現されています。このため、「鎌倉らしい」仏像ということで、人気があります。

「土紋」は粘土で作られていることから湿度の変化に弱く、本尊は阿弥陀堂から、保管専用の収蔵庫に移されています。木、土、日、祝日のみ拝観可能です。雨天、多湿日は拝観中止。

美人祈願の仏様「楊貴妃観音」

美人祈願の仏様「楊貴妃観音」

中国・唐王朝の時代、玄宗皇帝に愛された楊貴妃。彼女の死を嘆いた玄宗は、仏師に命じて世界三大美女の一人ともいわれる彼女の美貌に似せた一体の観音像を彫らせました。

その500年後、日本から渡った留学僧がこの像を譲り受けて日本に持ち帰ったのが、京都の泉涌寺(せんにゅうじ)の「楊貴妃観音像」と伝わります。

平成16年、泉涌寺の末寺である浄光明寺に、楊貴妃観音の模刻が寄進されました。楊貴妃観音は美人祈願にご利益があるといいます。

浄光明寺 その他のチェックポイント

網引地蔵

網引地蔵

阿弥陀堂裏手から裏山に登っていくことができるので、ちょっと探検してみましょう。

裏山に登っていくと、途中、山腹に大きなやぐら(横穴)があり、中には、その昔、由比ヶ浜の漁師の網にかかって引き揚げられたという伝説の地蔵「網引地蔵」がまつられています。

冷泉為相の墓

冷泉為相の墓

網引地蔵がまつられている場所からさらに登っていくと、歌道の名門、冷泉家(れいぜいけ)の祖、冷泉為相(ためすけ)の墓があります。為相の母で『十六夜日記』の作者、阿仏尼(あぶつに)の墓は、浄光明寺とは横須賀線の線路をはさんで反対側の道の路傍にあります。

基本情報

住所:鎌倉市扇ガ谷2-12-1
電話番号:0467-22-1359
拝観料:境内無料。本尊が納められている収蔵庫:大人(高校生以上)200円 小・中学生100円
拝観時間:9:00~16:00 収蔵庫は、木・土・日・祝の10:00分~12:00、13:00~16:00(雨天・多湿日・8月は休止)
アクセス:JR・江ノ島電鉄「鎌倉駅西口」徒歩15分
地図:Google マップ
公式ホームページ:浄光明寺Facebookページ

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