古くからの信仰の地であり、江戸時代以降は、物見遊山の観光名所として栄えてきた江の島をぐるっと一周。そんなに広くない島内に、様々な魅力がギューっと詰まった江の島は、まさに湘南の海に浮かぶ宝石箱のような世界!
江の島観光の玄関口である湘南モノレールの 湘南江の島駅は、2018年12月に全館リニューアルオープンしたばかり。駅ビル5階に新設されたルーフテラスは富士山などを一望でき、早くも人気の撮影スポットになっています。
また、湘南モノレール1日フリーきっぷと新江ノ島水族館(えのすい)の入場券がセットになった「モノレールdeえのすい」は、とてもお得です!
まずは、新江ノ島水族館に行ってみましょう。えのすいは、3Dプロジェクションマッピングを投影したショーを実施するなど、様々なプログラムやイベントを行うなど大人も子どもも楽しめる水族館です。えのすいと言えばクラゲのイメージ。クラゲの飼育と研究は、1954年の開館当初から、もう60年以上行われているそうです。
江の島弁天橋を渡って、いよいよ江の島島内に入ります。仲見世通り入口の青銅の鳥居手前を、左手にヨットハーバーに向かって歩いて行くと、江の島きっての人気店「しらす問屋 とびっちょ」があります。
人気No.1メニュー「とびっちょ丼」は、海の幸が贅沢に盛りつけられ、もちろん"しらす"もしっかり味わえます。ネットの口コミサイトでは、「一度食べたら忘れられない」という評価も。
江の島でもっともにぎわっているのが、江島神社の参道にもなっている仲見世通り。土産物屋が軒をつらねる通り沿いには、老舗の旅館などもあります。
江の島は、ネコが多いですね。中には、「ちょっと油断しすぎでしょう」という、かわいらしい寝姿のネコも。。。
ここから江の島の頂上に向かいます。徒歩で石段を登るコースのほか、「エスカー」という屋外型エスカレーターで登る方法もあります。今回は、瑞心門をくぐって徒歩で登っていきましょう。
江島神社は、辺津宮(へつのみや)、中津宮(なかつのみや)、奥津宮(おくつのみや)の三社から成っています。江の島を訪れる観光客に人気なのは、辺津宮境内にある六角のお堂「奉安殿」内にまつられている「妙音弁財天」という裸の弁天様。日本三大弁財天のひとつに数えられます。
辺津宮、中津宮をお参りして、江の島の頂上に到着。ここには、展望灯台「江の島シーキャンドル」と、その周囲に広がる「江の島サムエル・コッキング苑」があります。シーキャンドルの展望台には、ぜひ登ってみたいですね!
江の島の夏のおすすめイベントは、8月に行われる『江の島 灯籠』。シーキャンドルとサムエル・コッキング苑を中心に、島内各所に配された灯籠に日暮れとともに灯がともされ、幻想的な夏の夜が演出されます。
『湘南の宝石』は、江の島の冬を彩る光の祭典。メイン会場であるサムエル・コッキング苑内の7万個のクリスタルビーズを使用した光のアーチ「湘南シャンデリア」、シーキャンドルのライトアップを中心とする「光の大空間」など見どころいっぱいです。
シーキャンドル展望台からの景色を楽しんだ後は、江の島の西奥に向かって歩いて行きます。
途中、「山ふたつ」という谷を越えると、江島神社奥津宮の境内に。この付近の恋人の丘にある「龍恋の鐘(りゅうれんのかね)」は恋人たちの聖地。この鐘を鳴らした二人は決して別れないといわれており、周囲のフェンスに取り付けられた多くの南京錠は、別れない(はずれない)ことを誓い合った愛の証。
奥津宮から石段を下りていきます。岩屋洞窟の手前に広がる「稚児ヶ淵(ちごがふち)」は、関東大震災のときに、海に沈んでいた土地が隆起してできた岩場で、磯遊びや磯釣りの人たちの人気スポットになっています。特に日の出と日没時の眺めは素晴らしく、かながわの景勝50選に選定されています。
江島神社発祥の地とされる、江ノ島の最奥にある「江の島岩屋」は、波の浸食によってできた海蝕(かいしょく)洞窟。第一岩屋(奥行約152メートル)と第二岩屋(奥行約56メートル)の2つの洞窟があります。冬のライトアップイベント「湘南の宝石」の期間中は、昼間、第二岩屋内でライトアップが行われます。
「岩屋洞窟」を含む江の島の沿岸部が、2017年10月の台風21号による高潮・高波の被害を受けました。すでに復旧は終わっていますが、自然災害の恐ろしさとして、記憶にとどめておきたい光景です。象徴的なのは、ねじ曲がった岩屋洞窟の入口から岩場に下りる鉄筋コンクリート製の階段。波の圧力のすさまじさを物語ります。
稚児ヶ淵からは、ミニ遊覧船「べんてん丸」が出ており、先ほど渡ってきた江の島弁天橋までを結んでいます。帰りはこの遊覧船を使ってみてはいかがでしょうか?海風に吹かれながら、海上から江の島の裏側を眺めることができます。
徒歩区間の距離 | 約4.0km(湘南江の島駅~新江ノ島水族館~江の島シーキャンドル~岩屋洞窟) |
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コース所要時間 | 3時間 |
注意点など |
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