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江ノ島探検!

今回は、鎌倉のお隣の観光名所・江ノ島を探検します。江ノ島も鎌倉市でしょ?と思っている方も多いようですが、江ノ島は、鎌倉市のお隣の藤沢市に属します。

江ノ島のシンボル・江島弁財天をお参りしつつ、「江の島展望灯台(愛称:江の島シーキャンドル)」に登ったり、江ノ島岩屋(洞穴)にも入ってみたいと思います。

江の島シーキャンドル

(写真:江の島シーキャンドル。写真提供:藤沢市観光協会)

江ノ島散策は、ふつうに歩けばだいたい半日コースですから、鎌倉観光と組み合わせたり、夏なら海水浴と組み合わせるなど、上手にプランを考えてみてください。

江ノ島へ

江ノ島の最寄駅は、江ノ電の「江ノ島」駅、小田急線の「片瀬江ノ島」駅、湘南モノレールの「湘南江の島」駅がありますが(それぞれの駅はちょっと離れています)、今回は江ノ電の「江ノ島」駅から出発することにします。

改札を出て左に進み、商店やマンションの立ち並ぶ細い道を10分程行きます。大きな通りにぶつかるので、地下トンネルをくぐり、通りの反対側に出ます。すると目の前に大きく江ノ島が横たわっています。

江ノ島弁天橋と江ノ島

(写真:江ノ島弁天橋と江ノ島)

江ノ島への架け橋は、車道橋は「江ノ島大橋」、歩道橋は「江ノ島弁天橋」という別々の名前が付いています。

江島神社 辺津宮へ

左右の海の景色を楽しみながら江ノ島弁天橋を渡りきると、さざえのつぼ焼き、焼き蛤(はまぐり)の香ばしい香りがただよってきます。

正面に青銅の鳥居があり、ここから江島神社への参道が続いていて、両脇に土産物屋が軒を連ねています。いかにも江ノ島らしい風情ある旅館があるのも、このあたり。

江ノ島は昔ながらの観光地ですが、最近は本格的なスパリゾート施設「えのすぱ」なども出来て、ちょっと雰囲気がかわってきていますね。

青銅の鳥居

(写真:青銅の鳥居。この青銅の鳥居が神秘の島・江ノ島への入口。)

最近は、「丸焼きたこせんべい」なんていうのも、人気があるようで、たこせんべいを売るお店の前には、いつも行列ができています。

丸焼きたこせんべい

(写真:丸焼きたこせんべい)

青銅の鳥居から、お土産物屋さんを左右に見ながら参道の奥に進むと、大きな瑞心門(ずいしんもん)が建っています。瑞心門は竜宮城をイメージして建てられました。

竜宮城をイメージして建てられた瑞心門

(写真:竜宮城をイメージして建てられた瑞心門)

瑞心門の内部には、左に緑、右に青の唐獅子が描かれており、外部から魔物が進入しないよう見張っているのだそうです。

さて、瑞心門をくぐり、階段を登るとすぐに辺津宮(へつのみや)に到着。

江島神社 辺津宮

(写真:江島神社 辺津宮)

江島神社は、手前の辺津宮(へつのみや)、島の中程にある中津宮(なかつのみや)、島の西奥にある奥津宮(おくつのみや)の三社からなっており、それぞれ、田寸津比売命(たきつひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多紀理比売命(たきりひめのみこと)という三姉妹の女神がまつられています。

この三姉妹の女神は、江戸時代までの神仏習合(神様と仏様を分け隔てなくおまつりすること)の時代には、弁財天女として信仰されていたのだそうです。

そして、辺津宮社殿の左隣のお堂「奉安殿」には、江ノ島のシンボルともいえる「妙音弁財天(裸弁天)」が、まつられています。

妙音弁財天(裸弁天)

(写真:妙音弁財天(裸弁天)。写真提供:藤沢市観光協会)

江島縁起

さて、ここで「江島縁起(えのしまえんぎ)」に出てくる「天女と五頭龍」のお話をご紹介しておきましょう。

-天女と五頭龍の物語-
昔、鎌倉の深沢山中の底なし沼に五つの頭を持つ悪龍が住んでいて、山崩れや洪水を起こして村人を苦しめ、子供を生贄(いけにえ)にとることから、この地を「子死越(こしごえ)」と呼んでいました。

あるとき、子死越前方の海上に何日にも渡って密雲が垂れ込め、天地が激しく揺れ動いた後、天女が現れ、雲が晴れると今まで何も無かった海上に、一つの島が出来ていました。これが江ノ島です。

天女の美しさに魅せられた龍は、結婚を申し込みますが、悪行が止むまではと断られました。

以後、龍は悪行を止め、天女と結婚することができたということです。天女は江島弁財天、龍は腰越の龍口明神社として海を隔ててまつられています。

『天女と五頭龍の物語』

(写真:『天女と五頭龍の物語』。毎年8月に行われるイベント「江の島灯籠」より。)

江ノ島に弁天様がまつられているのは、このような由来があるのですね。

『五頭龍と天女様』(江島神社ホームページ)

江島神社 中津宮を参拝

辺津宮の社殿に向かって左に進みますと、ボードウォークが整備された展望広場があり、江の島のヨットハーバーを見渡せます。周りでは猫が日向ぼっこをしていて、人間を怖がりません。

展望広場からの眺め

(写真:展望広場からの眺め)

ここから右手に向かって階段を登っていくと、中津宮の朱色の社殿が見えます。境内には江戸時代の人々、とくに歌舞伎役者が奉納した石灯籠が並んでいます。

弁天様は、もともとインドのサラスバティという河の神様。美しい河の流れの音から発展し、音楽・芸能の神として信仰されました。ですから、江ノ島は、今も昔も芸能関係者の信仰が厚いのですね。

尾上菊五郎・菊之助親子の手形

(写真:尾上菊五郎・菊之助親子の手形)

中津宮からさらに階段を登ると、江の島展望灯台(シーキャンドル)のある「江の島サムエル・コッキング苑」に到着です。

ちなみに今日は、自分の足でここまで登ってきましたが、江ノ島には「エスカー」というエスカレーターも整備されているので、これを利用すればラクチンです。

サムエル・コッキング苑とシーキャンドル

「江の島サムエル・コッキング苑」は、明治元年に英国の貿易商サムエル・コッキングが、世界の珍しい植物を集める庭園を開いたのがはじまり。

長い間「江ノ島植物園」として親しまれてきましたが、平成15(2003)年4月に江ノ島電鉄開業100周年記念事業により、展望灯台が建替えられるのに併せて再整備されました。

様々な南洋植物や珍しい植物が目を楽しませてくれるほか、江ノ島の属する藤沢市と姉妹関係にある5都市(中国・昆明市、韓国・保寧市、カナダ・ウィンザー市、米国・マイアミビーチ市、長野県・松本市)の名前を冠した広場が整備されています。

サムエル・コッキング苑のチューリップ

(写真:サムエル・コッキング苑のチューリップ)

ところで、上の写真、何月だと思いますか?

じつは、年開けて間もない1月3日の撮影といったら驚きますよね! 球根を冷蔵保存し、春の到来を錯覚させて花を咲かせるのだそうで、毎年、江島神社への初詣客の楽しみの一つになっています。

ライトアップイベント中のシーキャンドル

(写真:ライトアップイベント中のシーキャンドル)

こちらは、江の島展望灯台。平成15(2003)年4月にリニューアルオープン後、全国から愛称を募集し、「江の島シーキャンドル」に決まりました。

高さ41メートルの展望フロアからは、近くには茅ヶ崎沖の海にひょっこり頭を出す烏帽子岩が見えます。また、西に富士山・丹沢連峰、南に伊豆大島・伊豆半島など360度の大パノラマを楽しむことができます。

クリスマスシーズンから翌年にかけては、ライトアップイベント「湘南の宝石」が行われ、シーキャンドルが美しく電飾されるほか、停泊しているヨットもライトアップされるなど、江ノ島全体がファンタジーのステージになります。

江島神社 奥津宮へ

さあ、いよいよ江ノ島の最深部に向かいます。「江の島サムエル・コッキング苑」を出ると、目の前にガーデン・パーラーという軽食を取ることができるスペースがあります。コッキング苑とガーデン・パーラーの間の道が、奥津宮へと続いています。

少し行くと左手に「江の島大師」というお寺があり、ここから下りの階段になります。この階段を下りたところは「山ふたつ」と呼ばれる場所で、ちょうど江ノ島を東西に二分する境目にあたります。

山ふたつ

(写真:山ふたつ)

山ふたつの先で階段を登ると、間もなく奥津宮の境内です。

奥津宮の周囲は観光地・江ノ島の中にあって、割と静かなところです。入口の石造りの鳥居は、源頼朝の寄進と伝わります。

八方睨みの亀

(写真:八方睨みの亀)

奥津宮拝殿の天井に描かれた「八方睨みの亀」は、江戸時代の絵師・酒井抱一(さかいほういつ)の筆によるもので、ギョロっとした目が印象的。竜宮の使いといえば、やはり亀なのですね。

お昼休憩 江ノ島名物 江ノ島丼

そろそろお腹がすいてきたので、お昼休憩にしましょう。奥津宮周辺には、たくさん磯料理の専門店があり、地元、江ノ島・湘南で捕れた新鮮な魚介類を味わうことができます。

今日は、海の見晴らしが良い「魚見亭」というお店に入ってみましょう。オススメは「しらす丼」か「江ノ島丼」ですが、「しらす丼」は鎌倉でも食べれるので、江ノ島名物の「江ノ島丼」を注文することにします。

江ノ島名物「江ノ島丼」

(写真:刻んだサザエと出汁をアツアツの卵でとじた、江ノ島名物「江ノ島丼」。)

テラス席から江ノ島の海を一望

(写真:テラス席から江ノ島の海を一望)

江ノ島岩屋探検へ

お腹も満たされたところで、午後の散策を開始します。まずは、岩屋(洞窟)探検に行きましょう!

お店の前から石段を下りると、断崖の下に岩畳が広がっています。海蝕(かいしょく)台地といわれるこの地形は関東大震災のときに、海に沈んでいた土地が隆起してできたものなのだそうです。

ここから岩屋(海蝕洞窟)の入口までは遊歩道になっています。途中「遊覧船乗り場へ」と書かれた看板が立っていますが、真っ直ぐ進みます。海岸線に沿って弧を描くように架けられた「岩屋橋」を渡ると岩屋の入口に到着です。

江ノ島岩屋入口

(写真:江ノ島岩屋入口)

「江の島岩屋」は、波の浸食によってできた海蝕洞窟で、第一岩屋(奥行約152メートル)と第二岩屋(奥行約56メートル)からなります。

まずは、第一岩屋へ。奥に進むと洞窟らしい雰囲気に。ロウソクを貸してもらい、低い天井に頭をぶつけないよう注意しながら進みます。この洞窟は古くは、弘法大師をはじめ僧侶達の修行の場だったそうです。

両脇に置かれた石像をロウソクの灯で照らしながらかなり奥まで進むと柵があって行き止まりになっています。この洞窟には更に先があり、ずっと先で富士山の洞窟とつながっているという伝説があります。

江ノ島岩屋内部

(写真:江ノ島岩屋内部。写真提供:藤沢市観光協会)

第二岩屋へは、いったん洞窟の外に出て橋を渡って行きます。第二岩屋は第一岩屋よりずっと短く、すぐに奥にたどり着きます。

奥には龍の模型が置いてあり、大音響とともにライトアップされた龍が訪れる人を出迎えます。このような趣向を凝らすより、自然の状態のままにしておいた方が良いとも思いますが、観光地だから仕方ないのですかね。

さて、岩屋を出たら、さきほど「遊覧船乗り場へ」と書かれた看板が出ていた場所まで戻り、遊覧船に乗って帰りましょう。

遊覧船 べんてん丸

(写真:遊覧船 べんてん丸)

遊覧船といっても漁船を改造した小さな船です。江ノ島の岩屋前から陸側の江ノ島弁天橋(藤沢の片瀬海岸と江ノ島を結ぶ橋)の片瀬側のたもとまで、約10分弱の海の旅を楽しんで、今日の江ノ島観光はおしまいです。

■遊覧船 べんてん丸
航路:江の島弁天橋-稚児ヶ淵(どちらからも乗船可能)
所要時間:約10分
運賃:片道 大人(中学生以上)400円 小人(6歳以上)200円
運航:不定期運航(人数が集まったら出発する。風の強い日などは欠航するので、運航状況は、当日、下記へお問い合わせください) 
片瀬江の島観光案内所:0466-24-4141

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