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「閻魔堂」「十王堂」とも呼ばれる円応寺

円応寺本堂

円応寺本堂

建長寺の塔頭(たっちゅう)のひとつである円応寺は、「閻魔堂」「十王堂」とも呼ばれ、亡者が冥界において出会う「十王」をまつっています。

なかでも、本尊の閻魔大王座像は、鎌倉時代の大仏師・運慶の作と伝わり、「笑い閻魔」、「子育て閻魔」などの呼び名があります(国重文)。

十王像のうち、鎌倉彫刻の優品として名高い初江王座像(しょこうおうざぞう・国重文)は、鎌倉国宝館に寄託されています。

笑い閻魔、子育て閻魔

笑い閻魔、子育て閻魔

晩年、病気で瀕死の状態になった運慶が、閻魔大王の前に引き出され、大王から「お前は、彫刻の名人だときく。ならば、わしの姿を彫刻して、人々に見せてやれ。わしの姿を見れば地獄に落ちるのが怖くなり、悪事を働く者がいなくなるだろう」といわれ、現世に戻って彫ったのがこの像なのだとか。

生き返ることができた喜びから運慶が笑いながら彫刻し、怖いはずの閻魔大王が、どこか笑っているような表情になったため、「笑い閻魔」と呼ばれます。

また、その昔、閻魔堂は海のそばにあり、津波のときに、波にさらわれた子供たちを、閻魔像が舌をのばして救ったという話も伝わり、子供を守り育てる「子育て閻魔」としても親しまれています。江戸時代には、閻魔像の口から舌に見立てた赤い絹糸を垂らし、反対側の糸の端を握って、お参りしたそうです。

閻魔大王の苦しみ

閻魔大王の苦しみ

仏教の教えでは、人に苦痛を与えることが、最大の「悪行」。

その意味では、閻魔大王も罪人を地獄に落とし、苦しみを与えています。そこで、大王は毎日、地獄へ行く亡者の数に応じて、鍋いっぱいの赤く煮えたぎった鉛を飲み込むという苦行を自らに課しているのだそうです。

人々が悪行をしなくなれば、閻魔大王も苦しみから開放されるのです。

基本情報

住所:鎌倉市山ノ内1543
電話番号:0467-25-1095
拝観料:200円。高齢者、障害者無料
拝観時間:9:00~16:00(3~11月) 9:00~15:00(12~2月)
アクセス:JR「北鎌倉駅」徒歩15分
地図:Google マップ
公式ホームページ:-

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