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鎌倉あじさい紀行

鎌倉というと、あじさいのイメージがあります。鎌倉は湿地が多く、湿った環境が好きなあじさいの栽培に適しているようです。

今回は、「鎌倉のあじさい寺」として有名な北鎌倉の明月院などの北鎌倉のお寺をめぐった後、ハイキングコースを歩いて長谷エリアに行ってみましょう。

長谷寺のあじさい

(写真:長谷寺のあじさい)

長谷にも、長谷寺(長谷観音)や成就院など、見事なあじさいで知られるお寺や神社がたくさんあります。

ちなみに、あじさいは6月の10日前後から6月下旬くらいが、もっとも見頃になります。

あじさい寺・明月院と北鎌倉のお寺

まずは、北鎌倉駅から、鎌倉の「あじさい寺」と呼ばれる明月院に向かいます。

北鎌倉駅の臨時改札口を出たら、円覚寺門前を横須賀線の線路沿いに歩いて行きましょう。梅雨時の休日は北鎌倉駅から明月院のある明月谷への道は、あじさいを一目みようという観光客で大変混雑しています。

明月院のあじさいが有名になったのは戦後のことで、住職が境内の垣根に挿し木しているうちに増え続けたのだそうです。丹精込めて育てられたこんなにも沢山のあじさいを見ることができるのは、とても幸せなことですね。

ただ、心配なのは、近年、明月院のあじさいはだんだん花が小さくなっているといわれることです。土が弱ってきているのでしょうか。いつまでも綺麗な花を咲かせて欲しいものです。

明月院のあじさい

(写真:明月院のあじさい)

明月院は、参道から境内奥に至るまで、境内全域にあじさいが植えられています。しかも、意図的に淡いブルーのヒメアジサイを中心に植えているため、寺全体が透明な空に溶け込んでいるような感じがします。

明月院本堂の円窓

(写真:明月院本堂の円窓。円窓の向こうに広がるのが本堂後庭園)

また、本堂裏手の明月院の本堂後庭園は、普段は非公開ですが、あじさいの季節は特別公開されます。庭園には花菖蒲が多数植えられており、訪れる人々の目を楽しませます。

明月院本堂後庭園

(写真:明月院本堂後庭園)

北鎌倉エリアで、他に初夏の花が楽しめる観光スポットしては、東慶寺のあじさい・花菖蒲・イワタバコ・イワガラミ、浄智寺の山あじさいでしょうか。

まずは、東慶寺へ行ってみましょう。
東慶寺は駆込み寺・縁切寺として有名なお寺。明月院から、横須賀線の線路をはさんで反対側にあります。

東慶寺では、近年、梅雨の時期に限り、普段はあがることができない本堂にあがらせていただき、本堂裏手に生えるイワガラミを公開してくださっています。公開の時期については、東慶寺のホームページでご確認ください。

東慶寺のイワタバコ

(写真:東慶寺のイワガラミ)

また、事前予約制になりますが、東慶寺では、「鎌倉の美女」ともいうべき「水月観音菩薩半跏像」の拝観がおすすめです。

東慶寺ホームページ
http://www.tokeiji.com/

さて、次は東慶寺のならびの浄智寺へ。浄智寺の総門前の石橋のたもとには、鎌倉十井のひとつ「甘露ノ井」がありますが、そのそばに植えられた山あじさいが見事です。

また、山門へと続く鎌倉石の石段の両脇にもあじさいが花を咲かせ、梅雨の季節にふさわしい、しっとりとした情景を演出しています。

浄智寺山門とあじさい

(写真:浄智寺山門とあじさい)

この中国風鐘楼門様式の山門はとても絵になりますね。ちなみに、この山門へと続く石段は、映画『武士の一分』の撮影で使われました。映画をご覧になる機会があったら、どの場面か、ぜひチェックしてみてください。

大仏ハイキングコースを越えて

さて、次は長谷エリアに行ってみましょう。長谷エリアは鎌倉大仏や長谷観音など、人気の観光名所がたくさんあるところです。

北鎌倉から長谷へは、横須賀線と江ノ電を乗り継いで行ってもいいのですが、今回は大仏ハイキングコースを歩いて行くことにします。このハイキングコースは鎌倉大仏の背中側の山道を通るので、別名、裏大仏ハイキングコースとも呼ばれています。

下のリンク先の地図の濃い緑色のルートを歩きます。

ハイキングコースマップ

ただ、梅雨の時期はどうしても、山道が滑りやすくなるので、雨が降った後は無理をせずに、電車やバスを利用して移動してください。大仏ハイキングコースへは、浄智寺の境内左手の道をまっすぐ進みます。

白いあじさい

(写真:白いあじさい)

ハイキングコースの入口あたりで純白のあじさいっをみつけました。あじさいは青や紫の花ばかりかと思っていましたが、こんな真っ白な花もあるのですね。

ここから、しばらくは山道です。鎌倉の山道は比較的すべらないほうなのですが、それでも前を歩いている方の跳ね上げた泥が足下に飛んできたりしますので、梅雨時のハイキングは、くれぐれも汚れても良い服装で出掛けましょう。

さて、しばらく行くとハイキングコースは、源氏山公園の一角にある葛原岡神社の脇に出ます。神社の鳥居付近にもあじさいが咲いていました。葛原岡神社は、年々あじさいの株が増え、今では150種類・2,000株ほどが花を咲かせ、あじさいの名所になりました。

あじさいの季節の葛原岡神社

(写真:あじさいの季節の葛原岡神社)

さらに足を進めます。このあたりには、銭洗弁財天佐助稲荷神社などの観光名所もあるので、時間に余裕があれば、立ち寄ってみてください。

初夏とはいえ、晴れの日は日差しも強く、結構汗びっしょりに。途中、ハイキングコースから入ることができる、緑の木々に囲まれた「カフェテラス 樹ガーデン」に立ち寄って一息いれます。

カフェテラス 樹ガーデン

(写真:カフェテラス 樹ガーデン)

山の中腹にレンガを積んで造ったテラス席は、そよ風が吹き、キツツキやウグイスなどの小鳥がさえずる声がきこえてきます。時には、周囲の森に住むリスが遊びに来ることも。飲み物と軽食を食べることができる鎌倉ハイカーの憩いの場。

飲み物を飲んで元気を取り戻し、さらに足を進めます。

ここから大仏坂の登山口まではそんなに距離はありません。登山口の石段を降り、トンネルを背にして5分ほど歩けば、鎌倉大仏の高徳院前に到着。そのちょっと先の長谷観音交差点を右折して、長谷寺(長谷観音)に行ってみましょう。

長谷エリアのあじさいの名所

長谷寺の門前は、おみやげを売る店などがたくさんあって、にぎわっています。

長谷寺の山門をくぐり拝観料を払ったら、階段を上って本堂へ行き、まずは本尊の十一面観音菩薩をお参りします。

お参りが終わったら本堂の左に進み、眺望散策路(あじさい散策路)に向かいます。特に休日は、時間帯によっては30分待ちとか1時間待ちとかいうこともあります。午前中、しかもなるべく早い時間なら空いています。

鎌倉で「あじさい寺」といえば、さきほど訪れた北鎌倉の明月院を指しますが、最近は長谷寺のあじさいが見事なので、明月院を「元祖あじさい寺」、長谷寺を「新あじさい寺」ということもあります。

明月院がブルーのあじさいのみの清楚な美しさを演出しているのに対して、長谷寺は様々な種類のたくさんの花が本堂裏手の山肌いっぱいに咲き、にぎやかな印象です。

長谷寺のあじさい

(写真:長谷寺のあじさい)

次は、長谷と極楽寺の間にある成就院に向かいます。

長谷エリアでは、光則寺や御霊神社(権五郎神社)などでもあじさいを見ることができますが、この時期はどこも混雑しますので、時間に余裕を持たせるためにも、あちこち回りすぎない方が良いと思います。

長谷寺から成就院へは、まず江ノ電の長谷駅のほうへ向かい、線路を渡ります。そのまままっすぐ進むと信号のあるT字路がありますので、右に曲がります。

この道は「星の井通り」といって、極楽寺まで通じている道です。「星の井通り」って、なんだかロマンチックな名前ですね。

星の井通りをしばらく進むと、道が登り坂にさしかかるあたりで、左手に石段が見えてきます。こちらが成就院です。

この成就院の素晴らしいのは、山門前からの眺め。ふだんも弧を描いて広がる由比ヶ浜の眺望が素晴らしいですが、

成就院山門前より

(写真:成就院山門前より。弧を描いて広がる由比ヶ浜の眺望)

あじさいの季節は、こんな感じに!

成就院山門前より

(写真:成就院山門前より。あじさいの季節)

成就院山門に至る石段は、煩悩の数と同じ108段で、植えられたあじさいは般若心経の文字数と同じ262株もあるそうです。ぜひ、数えてみてください。

【成就院は、2019年に迎える創建800年記念の参道改修工事のため、2015年~2017年の3年間、アジサイはお休みします。通常の参拝はできます。】

成就院から先ほど歩いてきた道を更に5分ほど行くと江ノ電の極楽寺駅。日暮れまで時間があるので、もう少しだけ散歩を続けて、月影地蔵堂まで足をのばしてみましょう。

極楽寺の駅の手前に線路を渡る赤い欄干の橋「桜橋」があるので、この橋を渡ります。橋の上からは、下を走る江ノ電が、トンネルからひょっこり顔を出すところを見ることができて、思わずカメラを構えたくなります。

橋を渡って、左手が極楽寺の入口ですが、今日は極楽寺へは立ち寄らず、橋からそのまままっすぐに進みます。すぐに稲村小学校の校舎が左側に見え、その先の住宅地の中に目指す地蔵堂がありました。

月影地蔵

(写真:月影地蔵)

月影ヶ谷(つきかげがやつ)は、『十六夜日記』の作者・阿仏尼(あぶつに)が、訴訟のため鎌倉に来て住んだ場所の地名。月影ヶ谷は極楽寺の海側の地名で、この地蔵堂も元々は海側にあったのが、いつの頃にか現在地に移転したのだそうです。

ここから、さらに山の方角に歩を進めることもできます。この辺りは畑が残り、牧歌的な情緒が残るところで、打越トンネルという小さなトンネルを抜けると笛田地区に出ます。

笛田から県道を歩きトンネルを抜ければ、先ほどの大仏ハイキングコースの大仏坂登山口にたどり着きます。ぐるっと周ってまた大仏のすぐそばまでやって来ました。

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